経営理念にSDGsを取り入れるメリット

SDGsを経営理念に取り入れるのは、意識が高い企業だからというわけではないのです。
逆にSDGsについて意識が低いからこそ取り入れて意識するようにするという話もよく伺うのですが、大体のケースが

信用・信頼向上のために掲げている場合が多いのです。

小規模事業者ほどSDGs経営は必要

中小企業やフリーランス、個人事業主の方々にSDGsを取り入れた経営理念がなぜ必要なのかというと
それが「選ばれる理由」の一つになるからなのです。

私自身も様々なシーンにおいて、フリーランスの方や企業様に仕事を発注することがあります。
その際、一番最初にご相談するのは以前お取引をしたことがある方です。
その理由は、対応やクオリティなど一緒に仕事をするイメージが出来るから。

状況的にまとまらなかったら、紹介等で新しい取引先を探しますがその機会はごくわずかです。
何かの事情で特定のスキルを持つ人材を探している時、比較検討するのが実績やポートフォリオです。

ただ、どうしても実績やポートフォリオで判別できない時
頼んでみたいけど、この方どうなんだろう?と思った方がいた時に私が重視するのは「人となり」なんです。

SNSやHPを通してその人となりや仕事の仕方を知る際に、自社との共通項が多いと相談もしやすいと考えています。

失敗したくないからこそ、新規取引は慎重になる


誰だって、失敗したくありません。
この人だ!と思って新規取引をスタートさせたけど、途中でドロップアウトされてしまったり
ルールに従ってもらえなかったりというような大なり小なりのトラブルだって避けたいと思っています。

もちろん、SDGsの考え方を経営に取り入れているからといって、問題が起きないわけではないですが
全く何の接点もなく実績やスキル表だけで決めるよりは問題回避になるのではないかと思うわけです。

また、企業間取引の話だけではなくこれは対個人経営の店舗にも当てはまると考えています。
地域のケーキ店、小規模スーパーマーケット、雑貨店、美容室、コーチ、コンサルタント、税理士…

ご自身の行動パターンを少しイメージしていただきたいのですが
多少の違いはあるものの、明確な大きな違いがないと消費者側としてはHPやSNSで情報を探し、いつの間にか自分と接点の多いところを選んでいないでしょうか。

最近はSDGsをメディアやテレビが扱う機会も増え
徐々に市民権を持ってきたように思います。

SDGsに関わる活動をやってないから、関係ないではなく
今、自分がやっている活動をSDGsに当てはめるとどうなるか?
を考えてみると新しい取引が生まれる可能性があるかもしれません。