SDGsの考え方を経営に取り入れるコツ

SDGs de地方創生カードゲームをリアルに体験する場を
今週末、設けることになりました。


時々、SDGsを経営に取り入れたいのですが、何から始めたらいいのですか?
という相談をいただくことがあります。

ということで、全ての人に当てはまるわけではないですが
SDGsを経営に取り入れる方法を、私なりにまとめてみます。


①SDGsを推進する活動を新しく始める

多くの方がこの方法を希望されます。手を付けやすいのが、働き方や地域のまちづくりに参加するということでしょうか。しっかり予算をつけてエネルギー関連等の新規事業を始められる方もいらっしゃいました。


②既存事業のフロー内にある手順やソフトをSDGsに対応させる

例えば、使用している紙やインクを環境に配慮したものにする。ストローや紙袋、ビニール袋等も環境を考えたものに変更する等。

③現在の自社の課題をSDGsの特徴になぞらえて解決する

上記の2つのように具体的でわかりやすい行動ではないし、広報PRに出稿するような派手さはないですが、企業として継続していく上でもとても大切なことだと考えています。

文字だけではイメージしづらいかもしれないので、その時はSDGs de地方創生カードゲームを体験していただけたらヒントがみつかるかもしれません。


◇SDGsの特徴は「連鎖」と「全てを同時に」

SDGsの特徴は一見すると、17のテーマの違う問題が集まっているようにみえますが
実は、全てはつながっているのです。


体験会でも必ずお話しさせていただく内容なのですが

チャドという国にあったチャド湖が地球温暖化の影響で水が減ってしまいました。
水不足に陥ったことで、周辺地域の主要産業である農業ができなくなり、若者が街に仕事を求めて出ていってしまいます。その結果街はスラム化し衛生環境が悪化する。
また、街に仕事を求めて出た若者も、街に働く場所は限られておりスキルや教育を持たない人は仕事にありつけない。

そんな時に、衣食住の保証や仕事をしないか?と甘い言葉で近づいてくるのがテロリスト。


それが、イスラム過激派が起こしたテロだったのです。

テロの原因は地球温暖化だった。


というように、SDGsを推進するということはすべての問題に同時に対応していかなくてはいけないわけです。

つまり、どの会社にも様々な課題があると思うのですが
その課題もSDGsと同じで一見、別な問題のように見えて問題発生の根っこは同じだったり
別の問題から派生して新しい問題が生まれていたりするわけです。

だから、全ての問題に同時にメスを入れる必要があるということで
もちろんそれにはコストも痛みも沢山生じるかもしれないけど、いずれどこかでやらなくてはいけないわけです。


◇対話と分断の壁

何か新しいこと、今までと違うことを進めようとすると
必ずこういう方がいらっしゃいます。

事業を進めながら、全ての問題に同時にメスを入れるなんて無理だ!

これこそが、対話と分断なわけです。
無理だ!とおっしゃっている方は、その考えを否定しているわけなので
言葉は聞こえていてもその真意や中身は耳に入ってきません。


例えば、社長が組織を良くするための施策を考えて、社員に伝えた。
その時、ある人がこう言いました。

それ、うちの部署は関係ないとおもいますが?

それやって何になるんですか?


まぁそんなにはっきり言う人は少ないかもしれませんが

思っている人っていると思うのです。


直接的間接的にそんな言葉を聞いた社長は、あいつにはもう何も言わない!
とおもっているかもしれません。
でもそう思った社員がその発言をした意味はなんだったのか?と考えてみませんか?

もしかしたら、その人は、今とてつもない業務量をかかえて心身ともに疲れているかもしれないし、何か家族やプライベートで心配事や悩み事があるかもしれません。

そこは自己責任だ!と切り捨てることもありですが、それがコミュニケーションの問題が増えること、社内の人間関係を悪化につながるのだとしたら…どうでしょうかね。


伝える際に言葉がお互い足りなかったり、双方が抱えている状況など見えない領域があるにもかかわらず、そのことに注意が払われていないことが、対話を阻害する大きな要因となっていることが多くある、ということです。

この「対話と分断」を意識しておくことが問題をスムーズに解決することにつながります。



バッチをつければいいってもんじゃない

HPにSDGsのマークをつけたい、バッチを社員につけさせればいい
というのであれば、それ自体は否定しないですし対応方法をお伝えさせていただきます。

でも、それは本当にSDGsを理解し推進しているとは言えないと思うのです。


日本人は、答えを出したがる傾向にあるので
SDGsのように明確な答えのない問題はとても苦手だと感じる方も多いかもしれません。

大手企業や行政ならまだしも、うちみたいな田舎の零細が・・という方もまだまだ多くいらっしゃいます。


今出来ることがない
そんな風に思っている方は、ぜひこのSDGsの特徴を取り入れて
自社の課題解決に取り組んでみることから始めてはいかがでしょうか。



マチヒトコトモノ活動日誌

未来に向けて意欲的に挑戦を続ける人が好き!そのパッションあふれるサービスを形にするプランニングディレクターの活動記録や思ったことを綴ります