その話に根拠はあるか

先日、issue+designさんの新コンテンツ
気候危機+DESIGNが完成したということで体験してきましたレポ

こちらは、後ほど公認ファシリテーターを取得し
事業展開に入れる予定です

待ったなしの気候変動

台風がめちゃくちゃひどくなってる
大雨洪水が尋常じゃなくヤバい
九州在住の私は、そんなことをひしひしと体感していますが
二酸化炭素の排出を減らすと言っても何をすればいいのか全然わかりません

一般的に、この異常気象の要因は
アースオーバーシュート(地球の資源を人間が使いすぎている)と言われていますが
だからと言って、エアコン使わないわけにはいかないじゃないですか
地方だと車を使わずに公共交通機関をといっても物理的に無理なわけです

ただ、知り合いの会社が水没したり
友人の農家が大雨の度にハウスが倒壊したり農作物が被害を受けたり
そんな状況の後片付けを手伝う位しかできることはありません
もちろん、気候危機+DESIGNを体験した後もその状況はかわらない

でも、一つだけなんかこうすればいいんじゃないかなって感じたことがあります

ゲームを通じて感じたこと

気候危機+DESIGNというカードゲームを体感して感じたのは
エビデンス(根拠)がちゃんとしているかどうかがカギになるということ

正直、SDGs系のカードゲームって地方創生も2030も
プロジェクトを実行しなきゃ始まらないというケースが多々ありました。

この気候危機+DESIGNもプロジェクトを実行しないと始まらないんだけど
いつ、どのタイミングで、何をやるのか
きちんと根拠のあるコンテンツなのか
を意識しておかないと、ゲームが全然進みません。

今回の体験会はほとんどがissue+designさんとお付き合いのある
ファシリテーターさんたちなので、ある意味対話も協業も心得てます。

それなのに…ゲームは進まない。。。

後でわかったことですが、私たちは闇雲にプロジェクトを進めすぎたんですね

聞こえのいい言葉に惑わされていないか

正直な話…
SDGsが偽善だとか綺麗ごとだとか
実際にやると日本にとっては損しかないとか
全く持ってその通りなんですよ。

脱炭素だって、個人レベルでやるっていうより
国や大手企業が中心となることがまだまだあるというわけです。

脱炭素のプロダクトをやろうと思ったら
それこそ莫大な予算がかかるということもあるので
現状の段階ではコミュニティの形成運営することが
アクションプランとして現実的なのかなと思います。

このコミュニティ形成運営はゲーム内でも現実社会でも重要なポイントなんですが
様々な人とつながり、巻き込むことがとても重要なんです。

規模の大きなことをやろうと思ったら
予算以外にも様々な有資格者が必要になります。

そんな状況だから
とりあえず出来そうなこと
なんかよさそうだと聞いた話を鵜吞みにやってみる
でも、やってもやっても望む結果につながらない
上手く行かない、仲間が増えない…

そんな状況に陥ってどんどんモチベーションが下がっていく。

脱炭素はまだまだわからないこと、見えないことが満載ですから
そんな簡単に進むものじゃないということを理解してアクション計画を作らないと
目標が達成できずに苦しむことになりそうだなぁと感じました。

もちろん、カードゲーム通りに社会が動くわけではないので
実際にはやってみないと分からないという部分はありますが

何を重視して、どんな行動をすればいいのかを
じっくり考える機会につながるかなと思えるプロジェクトでした。

今年度中には、気候危機+DESIGNの公認ファシリテーターを取得する予定なので
またその際はご報告いたします。


  • 出雲で感じたコロナ禍の観光業

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  • 社会問題をカードゲームにする理由